『バハティ 鼻をなくした子象物語』たくましく生きる小さな奇跡・・・忘れない書籍

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こんにちは! アラフィフ ちあこです

Twitterやってます! 呟いています…気まぐれで…

ノンフィクション好きです

どちらかと言えば、ノンフィクションが好きです

現実の事柄の方が、ワタシの脳内に響きやすいのです

(あっ、「警視庁24時間スペシャル」とか「探偵ナイトスクープ」も♡)

我が家の書棚…忘れられない本

子象の本「バハティ 鼻をなくした子象物語」

近藤 宗作(こんどう そうさく:映像作家)

ある日、偶然に出会った不思議な子象、鼻のない子象の名前は「バハティ」

鼻がないという障害を持ちながら、子象は過酷なアフリカの大地を生き抜いています

バハティを暖かく見守ってきた4年間

野生動物には、生き方、暮らし方、環境への選択はない

だからこそ、野生動物に対し

僕らが出来ることを手助けしていきたいとアフリカの風とリアルな写真と共に綴られています

「バハティ」とは「ラッキー」という意味

鼻のない子象の名前は「バハティ」

スワヒリ語で「ラッキー」という意味です

地元の人たちは、致命的ともいえる障害を持つ子象が元気に生きていくことを祈って、

そう名付けたに違いありません

障害を持っていては、野生の世界で生きていくのはとても難しいのです

人間の世界のように、

ハンディを克服するために手を貸すものなど何もありません

きびしい自然の大地は、障害を持つものたちを生かす術を知りません

自分たちが生きるのに精一杯だという事もあるでしょう

野生動物たちは、何の助けも後ろだてもなく、

生きていかなければなりません

野生の世界は、強いものが弱いものを淘汰していく、

自然淘汰の原理のみで貫かれているのです

なぜ、鼻がない?

バハティに鼻がないのはなぜでしょうか?

「生まれながらの寄生かもしれない」

「いや、人間のせいだよ。密猟の罠、囲いの鉄条網などで鼻が切れてしまったんだ」

「いやいや、あれは肉食獣に襲われ、鼻がなくなってしまったんだよ」

いろいろな意見がありますが、誰も本当の原因を知りません

チーター、ハイエナ、ライオンなどの肉食獣に襲われて、

短い鼻になってしまった象は結構いるそうです

生まれた頃の象の鼻はあまりしっかりしていません

アフリカの大地では、鼻のない象が生存できる可能性は

とてもとても少ないのです

鼻は最も大切な器官

大きな耳は、全ての音を探し出し、

バタバタと扇風機

長い鼻は、風の匂いを嗅ぎ分ける

餌は?水は?敵は?親戚は?

体の大きな象は、1日に70~90リットルの水分を必要とし、

1日に何回か水を飲まなくてならないのです

1回に10リットル以上の水を吸い上げ、口に移します

鼻のおかげで、多少低いところにある水も、吸い上げることができるのです

随分足取りがしっかりしてきた子象のバハティは、

母親から「危険だから」と止められていた水場の囲いを乗り越えようとしています

登りやすそうなところを見つけ、

慎重に片足ずつ「エッコラ、どっこいしょ」と囲いの中に足を運びます

「ウン、もう少しだ。がんばれ」心配そうにバハティを見守っている母親

わずか60センチほどの囲いの塀ですが、

バハティには途方もない高さなのでしょう

他の象は囲いの先から鼻を伸ばせば水を飲めますが、

バハティは囲いを越え、直接水に口をつけなければ飲めません

バハティは、自分から進んで餌を採ることができません

歯が生え始めてきたのですから、草を食べることを覚えなければなりません

でも、鼻が使えないから大変です

誰も鼻なしで食べる方法を教えてはくれません

果たして、バハティは食べ物を採る方法を工夫することができるのでしょうか

自立

母に

無言で拒まれて

バハティは茫然と立ちつくす

やがて草をむさぼりはじめる

時が来たことを悟り

母の乳なしで

生きるために

野生動物たちは、

空の表情と風が伝える言葉を感じ取って生きるしか方法がありません

自分の生き方を教えてもらうことなどできないし、

選べるわけでもありません

おわりに

象は、サバンナの中でとても役に立つ動物です

ブッシュを切り開き、道を作り、糞と一緒に種をまき、豊かな大地に変えていく

象は土木建設業者であり、園芸家でもあるのです

生きることの意味、生きるための不屈の精神

自立の旅を終えたバハティ

象も人間も生きている上では、大差がないのかもしれません

地球上に棲む同じ生き物として野生動物を尊敬しています と著書

野生動物も人間も、生きることに同じパワーを必要としているのですから、

学ぶことも多いはずだと…

全て、生かされて、いまここに存在しているのだから、

自分を大切に生きていかなければならないと、

立ち止まって考えるきっかけになる書籍だと思います

全ての生き物は、選ばれた生を生き抜いているのですから…

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